akahai style

みなさん、こんばんは。

今回は、ある男にまつわる話をしたいと思います。

男の名は、吉盛亮作 33歳 自営業 三児のパパ




11月26日 晴れ

この日、彼はウェイクボーダー(筋肉密度が高く、比較的黒に近い肌の人種)によるバスケット同好会の忘年会を予定していました。

午後８時頃に仕事を終えた彼は、わたくし上間と12月に県外に転勤になるチュウさんと、会場となる若狭の[green green cafe] に向かいました。
その時、彼は「今日は、チュウに飲ませて、潰そうやっさー」と、もくろんでいたのです。
これから自分に想定外の出来事が起こるとも知らずに。。。


そして忘年会は始まり、新鮮な野菜、あぶらののったアグーや牛肉、カニをふんだんに使った水炊き、スキヤキに舌鼓を打ちながら宴は盛り上がりをましてゆくのです。
バスケットやウェイクの話で盛り上がる中、どうしてもこの人だけは、見逃せませんでした。

ゴウさんは豚肉をたべる度に、「共食い」「自殺行為」だの数々の罵声浴びながらもめげる事なく、ただひたすらに箸をうごかすのでした。。。

あ。失礼 ポッチャリの彼はおいといて

一次会も終盤に差し掛かった頃
食事にも満足した吉盛。
そんな彼の耳に入ってきたのは、バースデーソング！
目の前には、自分の名前の入ったケーキが！
あまりのサプライズに一際喜びを見せる彼！

みんなの思いに感動する彼！！

。。。。

お。またまた失礼。

盛り上がりも急上昇。感極まる彼に待っていたのは、ショットグラスに入ったウォッカと日本酒の熱燗。。。。ハッピーバースデーの曲と共に繰り返されるコール。
回を増す事に種類の変わる酒。
ワイン、ラム酒、島酒、喜びのなか無情にも続くコールに応えた彼の手には、ラム瓶とワインボトルが握られていました。

祝福と無情なコールの中、彼は
みんなの愛に包まれていた事でしょう。

しかし喜びもつかの間、彼のこれだけ飲み続ければ、彼の胃の中は、爆発寸前。
あらゆる酒が混ざりあい、彼の思考､運動機能を奪ってゆくのです。

一次会も終わり二次会会場に着く頃には動く事もままならず、舌鼓を打ちながら食べたはずの美味しい肉たちも口から出ていこうとする始末、それを止める事も出来ずにトイレに立て籠る彼。
あまりの不調によって彼の忘年会は、強制終了する事に。


1時に帰宅した彼は、朝８時頃長女の一言で目覚めるのでした。
「とーちゃん、こんなところで寝ないで！！」


どうゆうことなんでしょう。。。？


なんと彼、早く帰ったのはいいものの、アパートの同じ階の隣人のドアの前で夢の中へ、そして朝を迎えたのです。


朝出勤した彼は、嬉しかった反面ゲンナリ。


目の裏に突き刺さる激痛に耐えながら彼が
口にしたのが「俺は昨日たくさんのものを失った気がする、楽しむはずだった深夜の思い出、記憶、そして長女の信頼。。。。」







次に彼が放った言葉に私は背筋が凍る思いがしました。
「早く誰か誕生日こないかなー！」と言いながら、彼は不適な笑みを浮かべるのでした。

まさに天国と地獄。。。極端な１日の男の話でした。


あ。参加した皆さん自分の誕生日前後の飲み会での彼には注意してください。

彼は
リベンジに燃えています。